ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】
私は慌ててあいつに追いついた。そして、出口の小さなレジの前で止まった。
「お金もう払ってあるから」
「え?」
「さっさと出るぞ」
「・・・・あ、レストランの外で待ってて。忘れ物しちゃった」
私は先に斉藤はるかを店から出して、レストランの人に事情を聞こうと思った。お金をもう払っていたとは、いったいどういうことか不思議に思った。
「どうしましたか?」
「あの・・・・お会計をお願いします」
「斉藤様のお連れのかたですよね?お支払は既にすんでますよ」
「それ、どういう意味ですか?私は席を立たずにずっと側にいたのですが・・・・」