ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】









すると、ウェイターの男性は優しい顔で笑った。







「斉藤様には内緒にしてくれと頼まれたのですがね。遠くから見てお二人のご様子が険悪でしたので、仲直りの契機になればと言わせてもらいます」


「お願いします」


「実は、斉藤様はお父様のご紹介でここのレストランで受験が終わってからバイトをしていました。おそらく、この日のために」


「・・・・え?」











私は事実を話してくれたウェイターの男性に感謝し、頭を下げて、急いでレストランを出た。斉藤はるかは店の外で携帯を片手に私を待っていた。







  


「さっきはごめん。あんたがバイトしてたなんて知らなくて・・・・ご両親のお金とか言って」


「別に」





 





昨日も今日も私のせいでクリスマスを楽しめていない。私はとても申し訳なく思った。







「帰る?」


「やだ!」


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