ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】
そして、近づいてくる整った顔。
私がぎゅっと目をつぶると、斉藤はるかが私の唇に触れるだけのキスをした。私はそれだけで胸がいっぱいになった。
斉藤はるかは私の頬に優しく触れて、次は猫にするようにあごの下から首周りを撫でた。その手は大きく、私を温かく包み込み安心させた。
それから、視線がゆっくりと絡み合うと、再び唇を捕らえられた。今度は何度も唇を食べるようなキスをされた。
「・・・・っ、」
そして、気がつくと既にブラのホックが外されていた。
私はこれ以上流されてはいけないっと冷静に我に返ったその時ーーー、
「風呂、冷める」
「え?」
「レストラン出る前に風呂ためてもらうよう連絡してたんだよ」
「・・・」