ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】
「・・・・それ、私も聞きたいです」
すると、いきなり頭上から女の声がした。見上げるとそこには早野ゆりがいた。
「はるかさん、こんにちは。私は仕事の打ち合わせで・・・・」
そして、その隣にはタレントとマネージャーらしき人達が数人いた。ちょうど席に向かう途中のようだ。
すると、真緒は慌てることなく堂々と立ち上がって、モデルを舐めるような視線で見た。そして、鼻で笑った。
「相手にもならない」
「そうですかー?めっそうもないです。あなたも充分可愛いと思いますけど?」
「勘違いしてんじゃねーよ、ブスが。あんたが真緒に劣るって言ってんだよ」
「劣る点なんて、そっちのほうがお持ちじゃないですかー?例えば、スタイル?顔?性格?輝き?・・・・あ、全部?」
「あんた勘違いしてるみたいだし、自己評価じゃなくてさ、他己評価してもらわない?」
「望むとこですよ。恥かいても知らないですけど?」