ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】
結局ホストはすぐには帰らずに、英語の授業が、ホストの恋愛講座に変わって、それで得た知識で合コンをしようという上田達に付き合わされて散々な一日だった。
俺はやっと家に着いて、たまった郵便物をポストから取り出した。
そして、どうせいらないチラシばっかだろうと、エレベーターの中で適当に眺めた。
独り暮らしの俺は、ピザ屋のチラシに少し目を奪われたが、1つの封筒を目にすると、視線はもうそこにしかいかなかった。
「は?」
エレベーターの中、思わず声が出た。
その封筒の宛先には、【瀬戸なつこ様】とあった。それに加えて住所欄を見ると、俺の部屋の隣だった。
・・・学校で苛めてやろうとは思ったけど、まさかの隣人とまでなるとめんどくさい。
担任が隣に住んでるとか、ありえねーよ。
そして、エレベーターが開くと、そこには・・・・・
「え?・・・斉藤くん?」
「・・・」
ーーー女教師がいた。