ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】
ーーガチャッ
扉を開けた。女性と目が合う。心臓が跳ねた。
まずはご挨拶。えーと、えーと。
「はじめまして、私斉藤はるかさんの担任の瀬戸なつこと申します。今日はお招きありがとうございます」
「ふふっ、はじめまして。私ははるかの母親の斉藤いちかよ。こちらこそ、わざわざ来てくれてありがとう」
私は、はるかのお母さんが感じよく、綺麗な笑顔で話しかけてくれることにとりあえず安心した。
そして、はるかのお母さんは笑顔のまま続ける。
「今日あなたを呼んだのは・・・・私、あなたと仲良くなりたくて」
「え?」
「だって、息子の彼女でしょ?よく知っときたいわ」
「・・・・やはり、ご存知でしたか」