ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】











噂が既に全校生徒に広まった放課後、私は学校から家に早く帰された。そして、私の部屋の前に・・・・あの人がいた。












「覚悟決まったみたみたいね、ふふ、それでいいのよ」




はるかのお母さんは私の顔を見るなり、上機嫌に私にそう言った。










そして、ゼロの桁に戸惑うほどの額が書かれた小切手を渡された。






「これで暫く働かなくてすむでしょ?」











その時、私は考えた。

沸き起こった怒りの感情を暴力や暴言以外で解決し、私のプライドを守る方法を。










もし、私がそれを受けとると、はるかを思う私の気持ちをバカにされたように思われそうだ。だけど。実際。・・・・はるかにはお金を選んだと思われていたほうがよいのかもしれない。そのほうが彼も諦めがつくだろう。






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