ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】
私は家を出る前に、お父さんに電話した。
誰かに話を聞いてもらわないと、私はこの辛さに一人ではとても耐えられそうにはなかった。
最初は言葉をつまらせながらも、ゆっくり、なんとか全てを話せた。すると、私のお父さんは、貯金もあるだろうし、教師を辞めて、こっちでゆっくり休むことを進めた。
「それって、私・・・・逃げてない?」
思ったことを口にした。
精神的にまいってしまっているのに、楽な道を選ぶ私を、私は許したくないとも思ってしまう。
「お前は俺がホストを辞めて離婚して金持ちの美帆と結婚したことを逃げたと思うか?」
「え?」