ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】

　

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「外庭掃除の人ちょっと集まって。体育館裏の雑草抜き頼まれたんだけど」



女教師が英語の授業を終えてそう言った。






この学校では昼休み終わりに掃除の時間があるらしいが、普通にサボってるから自分がどこ掃除なのかも分からない。


誰も担任の元へ集まらない。女教師はクラスの掲示板に貼られたプリントを見て名前を呼ぶ。そこには、掃除の分担表が書かれているみたいだ。











「ちっ・・無駄なことさせないでよ・・えっと、綾野くん。上田くん。加藤くん。紀村くん。斉藤くん」




なんか呼ばれた。そして、軍手が飛んできた。目があった。










「サボんないでね」










ーーー勿論、外庭掃除には誰も行かなかったけど。