ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】
ーー・・・・
「真緒ちゃんのおかげで、旬への素敵な誕生日プレゼントも買えたし、私の服も選んでくれてありがとう」
「なつこ先生にはいつもお世話になってるんだし、いいの!!てゆーか、お兄ちゃんとなつこ先生が恋人になれて嬉しいよ。来週の金曜日の誕生日デート頑張ってね♪」
私は笑顔で頷いて、真緒ちゃんと別れた。
今日真緒ちゃんは旬への誕生日プレゼントを一緒に選んでくれるだけでなく、いつもTシャツにジーパンにスニーカーという色気のない私に服や靴を選んでくれた。
私には少し可愛すぎる服や靴だけど、せっかく真緒ちゃんが選んでくれんだ。当日は、気合いを入れて頑張るしかない。
でも、問題は・・・・その日が金曜日だということ。
仕事が終わってから、着替えて、髪の毛を巻いたりしていたら、旬を祝う時間が短くなってしまう。
「朝から気合いをいれて、めかしこんでいくしかないか・・・はぁ・・・・」
結果ーーーー‘奴等’に変な私を見られるのは、仕方ない。
「いやいやいやいや!」
ーーーー気持ち悪い。自意識過剰。誰も私のことなんか気にしない。
私はベッドの上で一人で百面相をしていた。