ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】
「ちょっと!」
その女は顔を真っ赤にして起き上がった。どうやら、本気で怒らせてしまったらしい。
「あのね、あんたは私の生徒なの!そして、私には・・・・彼氏がいる!距離を置こうって言われても・・・・まだ旬は私の彼氏・・・・」
距離を置こうって言われた?
なんだそれ・・・・意味がわからない。
「そんな適当なこと言う奴、止めとけよ」
俺がそう言ったところで、何も変わらないことは分かっていた。
そして、次にこいつが言うことも分かっていた。
「それでも、私は好きなの」
俺の目を見て、真っ直ぐにそう言う女。
俺は何も言い返せなかった。