ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】




 



ーーー・・・・







「わっ、郵便物たまってるね」

「私風邪引いてて、取りに行けなかったから」


  


今は紀村くんがいるから、封筒やチラシは後で見よう。


私は郵便ポストからたまっていた郵便物を取り出して、そのまま鞄に入れた。












「なっちゃん先生の家って、はるかと隣だったんだね」


「そう。驚くことに」









紀村くんは、私を斉藤はるかのお見舞いに連れて来たかったらしい。 

そのことは、このマンションに来る途中に二人で寄ったスーパーで気がついた。なぜなら、紀村くんは果物や栄養ドリンクや冷えピタを購入していたからだ。














 
「・・・・なんで、私を連れてきたの?」




斉藤はるかの家の玄関でピンポンを押す前に、紀村くんに聞いた。


すると、紀村くんはニヤッと笑った。












「先生がうつした風邪でしょ?」











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