ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】






「おい、はるか。お前こんな可愛いケーキ屋で何してるんだよ。つーか、この女誰?むっちゃ、タイプ!!」


「私、真緒って言うの。よろしくね、先輩♪」


「俺、上田優。はるかの友達?ライン教えて~」


「え、どうしよっかな?優さんが本当に真緒のことタイプなら、教えてあげてもいいけどな~」


「えー、真緒ちゃんみたいに可愛くて、ニコニコしてて、上品で、清楚そうな子俺、超好き♪」












勝手に盛り上がっていく二人の会話。


俺達は口を出さずに、二人を静かに見守っていた。






上田は本当に惚れやすくて、肉食系だ。

こいつが女に惚れたら、その女に向かって駆け引きなしに一直線であることはよく分かっていた。







・・・・それも、少し羨ましいけど。

俺も上田みたいに後先考えずに、好きな女の元に許されることなら走ってみたい。




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