ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】
こんなとき、あいつに会いたくてたまらなくなる。
俺にはそんな資格もないと分かってる。だけど、この衝動は止められなかった。
俺はまだガキだから、感情のままに動いてしまう。
俺は隣の家にピンポンをした。すると、中からヘラヘラと笑うあいつがいた。
「あ、はるかちゃ~ん。ちょうど、いいところに来たね~。おつまみのスルメなくて、舌が寂しかったの~。買ってきてよ、おねが~い」
こいつはお風呂に入った後なのか髪は少し湿っていて、酔っぱらっているせいで頬っぺたも桃色で、目は潤っていて、俺を上目遣いで首を傾げて見てくる。
俺の知らないこいつの一面は、やけに色っぽかった。
俺はこの女を直視することなんか無理で、顔をそっぽに向けて喋った。
「買ってくるよ」
「きゃー、はるかちゃん優しい。大好き♪」