ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】
私は咳払いをした。この笑顔は教師として跳ね返さなければならない。
前々から思っていた。昨日みたいに私が悪いのだけど、こいつと私の距離は少し近すぎる。
ここは、しっかり立場を改めなければならない。
「斉藤くん。私はね教師という立場として、生徒であるあなたに「その話、長い?」
「時間やばいけど?」そう付け加えられて、私ははっとした。課外が始まるまで、後一時間。一分も無駄にできない。
「この話は今度ね。あんた早く準備して来なさいね」
斉藤はるかは自分の家に戻り、それぞれ課外に行く準備をして慌ただしく学校に行った。一時間めの課外にはなんとか間に合った。