ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】
旬は私が質問すると、こう答えた。
「真弓の店の前を通ったとき、なつこの生徒にばったりと会った。そして、なつこが近いうちにこの店に来るかもしれないから、なつこに害が及ばないように真弓を見張ってて欲しいって頼まれたんだよ」
私の生徒で、そんなこと頼むのって・・・・きっと、斉藤はるかくらいだ。
もしかしたら、私が酔っていた隙にあの封筒の中身を見てしまったのだろう。
「あいつ、俺がなつこの学校に行ったときに突っかかってきたやつだよ。やっぱり俺がにらんでたとおり、なつこのこと好きだったんだなー」
「冗談やめてよ」
「なつこ、気づいてないふりしてない?」
「そんなこと・・・・」