ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】
私を斉藤はるかが気をかけてくれていて、私のことを特別な目で見ていることも事実だ。
でも、相手は高校生なんだし、ジェネレーションギャップとかいうやつかもしれない。私とあいつの考える常識が食い違っている可能性もある。
「分からないよ」
その人の気持ちは、その人に聞かないと分からない。
「まぁ、そういうことにしとこ~」
「なにそれ」
そう言って旬はポケットに手を突っ込んだまま、私に不意にキスをした。
「おやすみのちゅー」
旬はニコッと優しく笑った。
私は旬が愛しくてたまらなかった。
「おやすみなさい」
また数日は会えないかもしれないけど、私は旬のことを信じて待ってるよ。ーーー大好きだよ、旬。