ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】
lessen11 「俺でいっぱいにしてやる」
夏休みの課外が終わりに近づいて、今日は昨日提出した進路希望調査を元に二者面談がある。俺の二者面談はあと十分で始まる。俺は待機用の廊下の椅子に腰かけて、始まるのを待った。
それから俺の順番になって、教室に入った。中には疲れた顔の女教師が待っていた。
「なんか老けた顔してるけど」
「うるさい」
女教師は俺にパンチをする真似をした。そして、俺の二者面談が始まった。
「で、斉藤くんは・・・・ホテル経営を学ぶためにアメリカのK大学志望なのね?」
「あぁ」
俺は幼い頃から親父とK大学に行くことを約束していた。そのためにアメリカに10年間は住んで実践的な英語を身につけたし、勉強もたくさんしてきた。
それから、女教師とアメリカの大学入試制度のことなどを詳しく話して面談が終わった。
「じゃあ、ありがとーございましたー」
「斉藤くん」
俺が席をたって帰ろうとすると、女教師から手を捕まれて引き留められた。