こんな私が、恋したみたいです。
14.
ガヤガヤ騒がしくて目が覚めた。
真横の携帯は熱を持っていて、
《りっちゃん、起きた?》
そこからするのは、もっちの声。
「うん…おはよ」
《りっくん起きねぇ》
そう言って、笑う。
学校行くよりも葬式は遅い時間だから、まだまだ私には時間があるんだけど、
2人は学校だから、そろそろ起きないと、だよね?
「昨日はなんの話してたのー?」
《りっちゃんの話》
「え」
することなんてある?私の話なんて
《7時半に駐輪場で待ち合わせしてー、どんなん作ったのかなーって話してー、りっくんが写真送ってくれて、りっちゃんがいつかりっくんに送ったやつ》
「あー、」
すごいな、って言ってほしくて、送ったやつ