こんな私が、恋したみたいです。
私の大好きな部活が始まった。



忙しくて忙しくて、あぁ、やっぱり夏が近づいてる。



「りっちゃん!」



こんなに私は走り回ってるのに、向こうでただ突っ立ってるのはりっくんだ。



腰が痛いから、体幹も出来ないらしい。



「何?」



「そろそろ帰るー」



先生を大声で呼んで、失礼しますって言って、



「ごめん、送ってくる」



そう言って、りっくんのところに行った。



「歩けるよね、絶対」



「階段が辛いんだよね」




「部室まで階段ないよね」



「…痛いんだよね」



「わかったわかった」



全く、無駄におんぶなんてさせやがって。



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