こんな私が、恋したみたいです。
部室に着いて、りっくん背負ったまま鍵を開けて、



散乱したバッグたちの中からりっくんのを取り出す。



「じゃ、外で待ってるからね」



お着替え中に私がいたって、邪魔なだけだろうから



「え、話そうよ」



「何を?」



部室の外で着替えてる人もいるから、そんなの見るのは慣れっこなんだけど



「いっぱい!」



早く部活に戻らなきゃ、だから、ここは言うことを聞こう



わかった、の合図で、りっくんの目の前の椅子に座った。



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