こんな私が、恋したみたいです。
「もー、りっちゃん絶対結婚できない」



「よろしい」


だから、それでいいのだ。



「だんだん人きたねー」



ぞろぞろと人が集まってきたE組。



「戻れば?」


「立つのがめんどくさい」


杏ちゃん立たせてー、と両手を杏ちゃんに向かって伸ばす。


「あーもー、はいはい」


わざわざ立ってくれて、私の両手を引っ張ってくれた。


「ほれ、仲間きたよ」


「え?」


杏ちゃんに言われて後ろを見ると、


「あ、おはよ!!!」


「おはよー!」



でっかいアメフトバックを背負って、汗だくのりっくん。


「朝練?」



「そー!朝っぱらからフルセットしてきた」


「それはお疲れでござんす!授業中ゆっくりおやすみください」


「ダメじゃん」


ははっ、て笑って、


「教室戻るね!」


杏ちゃんとりっくんに手を振って、私の
教室に戻る

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