こんな私が、恋したみたいです。
「しーちゃんって、嫌われてんの?」



なんて直球なんだろうと自分でも思う。もっとオブラートにつつめるだろうに。



「まー、ね。少なくとも俺はあんま好んでない」



「そっか」


まぁ、そうだろう。あの性格は、なかなかついていけない。


「でも、りっちゃん結構仲良しじゃね?」



「え?」



そう、周りは思っているのだろうか



「大体、楓先輩と粟原さんで、りっちゃんと渕月さんじゃん」



「あー、まぁね」



あの2人が、ひどくしーちゃんを嫌っているから。



嫌いだから関わらないように、私に押し付けている。



< 238 / 549 >

この作品をシェア

pagetop