こんな私が、恋したみたいです。
「でも?」


言葉に、表せない。自分を傷つける言葉しか、出てこない。



でも、りっくんが、返事を待ってる。



「私も、クラスじゃあぁなわけだし。部活でうまくいってるからってクラスの憂さ晴らしはしたくないよね」



「…だね」


ムカつく時はムカつくけど、そこの感情を押し殺そうなんて思わないけど。


でも、このことを機にして、はなっからハブりに行く気もない。



「うん」



「…今日もありがと!助かった!!!」


りっくんを下ろして、みんなが待ってるトイレに向かった。



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