こんな私が、恋したみたいです。
トイレからでて、余った水を捨てて、スポーツドリンクを入れたボトルは洗って、


選手たちが溢れさせたゴミを、素手で拾ってゴミ箱にぶち込んで、



あぁ、何してんだろ、私



「りっちゃん」



「ん?」



後ろで、りっくんが立ってる



「それ俺やるよ!」


「いや、しゃがめないでしょ?」



優しいけど、ありがたいけど



「頑張る!」


そう言って、私の横にしゃがんだ。



「…どーなっても、知らないからね」



りっくんの方を見たら、私に向かって笑いかけてくれた



もう、りっくんがいるから、やっぱり私は頑張れるや



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