こんな私が、恋したみたいです。
21.
しーちゃんはそのまま部活に来ないで、いつの間にか居なくて普通になっちゃって、



そのまま、関東を迎えた。




1番しーちゃんが張り切ってたのに。



あやのと楓先輩はまた中に入る役だから、外は私だけで



きっと、めちゃめちゃ忙しい。



仕方、ないよね



「りっちゃーん!」



「おー!おはよ!」



片道2時間かけて来た試合会場。


あやのも楓先輩も、私より1本遅いやつだったみたい。



「今日は彼氏と行かないの?」



「喧嘩中」



「いやもう喧嘩してない時見たことない気がするんだけど」



「いつでもしてるもん」



あほだなーって笑って、楓先輩が乗り越しチャージを終えてここに来て、徒歩5分の会場まで歩く。



< 254 / 549 >

この作品をシェア

pagetop