こんな私が、恋したみたいです。
みんなは、これを否定する。


辛うじてできた友達たちは、口を揃えて、こういう。


「まー確かに明るい奴だけどさ、ブスじゃね」



こうともいう。



「だったら隣にいる大石のが可愛いじゃん」



なんにも、わかってない。



だけど、俺には好都合だと気がついた。



やったじゃん、敵ゼロ。俺の一人勝ち。



だから、1年もかけてしまった。あまりにのんびりしすぎた。



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