こんな私が、恋したみたいです。
落ち着け。



落ち着け。



家に、りっちゃんがいる。



心臓が、バクバク言ってるんだ。




「落ち着け…」



冷静でいないと。



適当な俺の服を持って、りっちゃんの元に戻った。



「寒い?」




「…ちょっと」




「風呂行くか」



風呂場に連れて行って、持ってきた服を置いて、



「ゆっくりしていいからね」



頷くりっちゃんを見てから、ドアを閉めた。



< 382 / 549 >

この作品をシェア

pagetop