【完】無気力女子の恋し方！？

そんな事を思ってたら……。



｢あ……和田君……？｣

小さくて、なんか見た目にも
フワフワ可愛い女の子。



｢あ、榛名……。｣

｢……久しぶり。元気？｣

｢うん。そっちは？｣

｢……うん、元気だよ！ってすごい偶然だね。学校どう？楽しい？……って、ごめん。あ、彼女？｣



見た目だけじゃなく、
はるなという名前まで可愛い女の子が私に向く。



｢あー。いや、違います。
クラスメイトです。渡辺です。｣


｢あはは。同い年でしょ？敬語変だよ〜（笑）
でも、はじめまして、榛名です。
……和田君と同じ中学でした（笑）。｣


あーなんか、犬ぽいな。話し方も可愛い。




｢榛名は？待ち合わせ？長谷部と？｣

｢あー。うん……ダメだったんだ。｣

｢……そっか。｣

｢うん……だから、1人お買い物で……。｣




ん？
なんか空気微妙ですけど？




｢えっと、私邪魔でしたら、外しますけど……。｣

｢は？｣



｢あ、いや、なんか？｣

｢いいから。飯食うんだろ？｣



｢あ、そーなんだ！ごめんね。
私が邪魔なんだよ！本当にごめん！！
ありがとう、渡辺さん！｣




｢あっと、いや、もし良ければご一緒に？｣



｢は？｣

｢いや、なんか？｣



｢いやいや！気にしないで！本当に！ごめんね！｣



なんだかわかんないけど、
とりあえず気まずい。



｢……和田君も、……ごめんね。｣

｢あ、……うん。｣


｢……相変わらず優しいね。
うん、でも！……会えて良かった！！話てくれてありがとう。

んじゃぁ！！渡辺さんも、ありがとう！｣



表情がくるくる変わる子だな……。



嵐とまではいかないけど、
あっという間に立ち去っていく、彼女。

その後ろ姿をみる和田が……。


和田と……。



？
？？