【完】無気力女子の恋し方!?
そんな会話をしてたら、
「あ……。」
渡辺の声で
振り返ればさっき別れた榛名が居て。
「あー。なんか気まずいね(笑)ごめんね!2人とも……。」
「買い物って、言ってたもんな。」
「はは。うん、なんか、パーッと?買い物とかしたら気分も良くなるかなぁって!まぁ、パーッと買うほど財力ないんだけどね(笑)!」
「バイト決めたの?」
俺と榛名は中学が一緒で、
2.3年で同じクラス。
周りがくっつけようみたいな感じがあって、お互いまぁ、いいかなって感じだったからそのまま中3の時に付き合った。
至って普通な健全な恋だったけど、
高校に入って、
夏前には俺達は終わった。
榛名が他に、同中で、同じ高校に行ったやつに心が動いたから別れて欲しいって言って。
それまでは、高校も別だからバイトは一緒にしようと言う彼女の提案で、一緒に始めるつもりだったけど、結局、すぐ微妙な感じになってきた訳で、俺だけバイトを始めてた。
振られたと言えば
同情されやすいかもだけど、
結局俺も……
いつの間にか渡辺に心は移ってた訳で……。
渡辺といると昔の恋とか
関係なくなる。
そん位、
こいつで手一杯なんだよ!(笑)