【完】無気力女子の恋し方!?
なんか和田と付き合ってるって実感もなくて……
なんとなく、
様子見?みたいなうちに言い忘れてた(笑)
だって付き合ってすぐ、
別れたりしたら言うのもめんどくさいしさ。
でも……
とりあえずまだ私と
和田は付き合ってる訳で。
「誰?雪、言ってないじゃん!
ひどいよー!!」
美和ちゃんがちょっと膨れる。
あー。女の子だな。
こーいう仕草が可愛いんだろうな。
「ごめん。なんか、良くわかんなくてさ。」
「加藤君は断ったって言ってたじゃん?
なんで!やっぱり付き合う事になったとか?」
「いや、えっと、…………和田?」
「やっぱり〜!!」
佐田ちゃんが、笑って、
ほらやっぱりいい感じだったんじゃん、と言い、
あーそう言えば、始めの頃、
付き合ってるのか聞かれたかもと思い出す。
「いや、なんだろ。
でもそんなんじゃない気もするけど。」
「和田君、地味にモテるほうだよねー!
中学の時もそうだったよー(笑)」
「あれ。奈央ちゃん知ってるの?」
「私、和田君と同中だよー!
クラス別だったけど。」
「あー。そーなんだ。」
「うん、あれ?知ってる?中学の和田君。」
「いや、ただ、
付き合ってたのはこの前知って。」
「あーみたいだねー。でももう結構前に別れてんじゃなかったっけ?」
「えー!そうなんだ!
和田君、付き合ってたんだ!知らなかった〜」
「意外とあーいうのが
手早かったりとか(笑)?」
美和ちゃんと佐田ちゃんが笑いあう。
「で!!どーなの?実際は(笑)?」
「?なにが?」
「だから、付き合ってだよ〜(笑)
手早いの(笑)?」
「……。」
どこまでが手が早いとかになるんだ?
全然わからん。
「えっと……どーなんでしょーか?」
「やだー秘密??(笑)」
「奈央はー?どーなの?彼氏と。」
結局、奈央ちゃんの恋話になり、
その場はなんとか、逃れた訳だが……。