【完】無気力女子の恋し方!?
「なんで?」
「へ ?」
「……。無意識?それともわざと?」
「何が?」
「そこ……。席」
「あっ。と。」
「わざとかよ。」
「えーっと。」
「なんで?」
「あーっと。」
「それもう聞いた。」
「……そ、だね。」
「嫌?」
「いや、嫌とかじゃなくて……。」
「嫌々?」
「違うって。そーじゃなくて……」
じゃーなんでといいながら
いつもより真面目な和田の顔。
小さめのローテーブルじゃ、
席なんて離れてもすぐ近くにいる訳で。
和田の顔が近づく……。