【完】無気力女子の恋し方!?

いきなりな事で、
全然わかんなかった。



伸ばした手が急に引っ張られて、
いつの間にか私の顔は

和田の前にあって……。


和田のもう片方の手が
私の頭を後ろから


捕まえてて……。





キスされてた。





目を瞑る余裕もなくて。


なのに、引っ張られていた手が、
いつの間にか私の、背中にあって……。




離れた唇が、
また更に重ねられる。



「んっ……。」



自分の知らない自分の声が漏れでる。



「ちょっ///……んっ……。」



あまりの事で、

少しだけ抵抗するものの、
和田の力になんか勝てなくて……




初めてのキス。




離れない手。

離されるのに、また重なる唇。

強引なようで、優しくて。




自分以外の体温が身体を刺激する。






頭が……
おかしくなりそうだ。

 
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