【完】無気力女子の恋し方!?
ダメ?
私、何か……。
いや、私がダメな事なんて、
いくらでもあるか。
「えっと。」
「漫画……どれがいいの?」
「え?」
「何系が好きなの?」
「えっと、なんでも。」
「ん、じゃー。」
離される身体。
立ち上がって、
本棚へ向かう和田を、見れば、
何事もなかったかのように、
普通に漫画を選んでて。
数冊漫画を渡された。
「えっと、ありがとう。」
「どーいたしまして。」
さっきのような笑顔はなくて。
なんか、ぎこちなくて……。