【完】無気力女子の恋し方!?
流れる沈黙。
「えっと、んじゃ帰ろうかな。」
「……。ん、じゃ送る。」
「あー。いいよ?」
「……。じゃ、駅まで。」
「あー。じゃ、お願いします。」
なんか、
まずい。
良くわかんないけど、
とにかく、
まずいのだけは分かって……。
なのに
どーしたらいいのかとか、全然
わかんなくて。
気まずいまま、2人で駅に向かった。
そして、言われた言葉。
「渡辺、嫌なら、嫌って言えよ?
あと、……嫌いじゃないと……好きは
やっぱり違うから。んじゃ、な。」
最後まで、
和田の笑顔は見れなかった。
私、なんで、
なんで、こんなんなんなんだ……。