結婚の約束をしよう
「結愛ーっ、陵くん来たわよー!」

やっぱり…。

「はぁーい!」

返事をして、一階へおりていく。


「結愛、行くぞ。」

「…。」

「なんだ?ボーっと突っ立って。」

「あ、ご、ごめん。行こ。」

陵があまりにもオシャレで…一瞬どころじゃなく見惚れてしまった。

ファッションに疎い私でも、陵がオシャレなんだという事がわかるくらい。

「行ってらっしゃい。お姉ちゃんもしかして初デートなんじゃない?顔が緊張してるよ。」

「何言ってんの、デートじゃないし。」

「照れないの〜。」

智沙が茶化してくるから、余計に恥ずかしくなる。

「え?結愛、おまえ照れてんのか?」

「だから違うってば!だいたい陵は何で突然来るの?ケータイ番号交換したじゃん。電話かメールしてよ。」

「だって連絡してる間に着くだろうが。」

「…。」

間違いない……陵の家は3軒となりだ。



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