短‐私たちの距離≒10cm
あや、と呼ぶ、今までにないほど優しい声を放つ徹に、顔をあげた。




「やばい……俺、もしかして、すげー幸せかも。」

「徹?」

「嬉しいって、本当?俺のこと、好きだってこと?」


なんだか興奮した様子の徹に、わけもわからないまま、頬を真っ赤に染めながら頷いた。

そうしたら、徹が凄く嬉しそうに私を抱き締めた。




「俺も……あやが大好きなんだ。」
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