短‐私たちの距離≒10cm
「それで泣き止むなら、喜んで。」
にっこりと笑う徹の腕にすっぽりとおさまった私。
すごく嬉しかったのに、……いや、すごく嬉しかったから、涙は止まるどころか、余計酷くなった。
「は?なんで、もっと泣くわけ?」
「……っく。うぅ、だって。」
「もしや、嬉しくて……とか?」
言葉に出来ない私の代わりに言葉を紡いでくれた徹の腕で、私はコクコクと頷いた。
「あや……。すげー好き。本当はずっと、こうしたかった。幼なじみなんて、焦れったくて。もっと、近づきたかったんだ。」
にっこりと笑う徹の腕にすっぽりとおさまった私。
すごく嬉しかったのに、……いや、すごく嬉しかったから、涙は止まるどころか、余計酷くなった。
「は?なんで、もっと泣くわけ?」
「……っく。うぅ、だって。」
「もしや、嬉しくて……とか?」
言葉に出来ない私の代わりに言葉を紡いでくれた徹の腕で、私はコクコクと頷いた。
「あや……。すげー好き。本当はずっと、こうしたかった。幼なじみなんて、焦れったくて。もっと、近づきたかったんだ。」