僕と道化(ピエロ)と君の恋
 『まあそのうち思い出すよ』

 「だね、いつか思い出すか」

 僕達はそう結論付けた。

 僕は化粧を落としてから、歓迎会まではまだ間があるので一度原付きを置きに帰る事にした。

 原付きを置いてからとんぼ返りして、歓迎会をする居酒屋に着いたは予約時間の五分前。

 「マコト、どうするか決めた?」

 僕は靴を脱ぎながら頭の中でマコトに問い掛ける。

 『もうちょっと、もうちょっと考えさせて』
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