僕と道化(ピエロ)と君の恋
 ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ?

 

 その数時間後、巡回中の警察に『僕』は保護された。

 「大丈夫か!何があったんだ?」

 「『僕』が『殺しました……』」



 頬を涙が伝った。

 「マコトさん……」

 「早紀は、葵ちゃんの姉さんは僕が殺したんだ……」

 「マコトさん!!」

 葵ちゃんは『僕』の手に自分の手を重ねた。

 そしてゆっくりと喋り始めた。
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