青空の下に咲いた花は…君という花でした。

もっと、気を使わせないように明るく社交的に
話せたらいいのに。
一人で落ち込んで少し俯いた。
今頃マネージャーなんて断られると思う。
もう、チームワークができ始めてるだろうし。
そしたら、男の子の笑う声が降ってきた。

「このポスター何回も見てるだろう。
マネージャー大大大募集☆だから。
入れよ。サッカー部!!歓迎!!」

ぱっ。俯いた顔を上げると、夏を先取りして
咲いたひまわりのように笑う彼がいた。
その顔は、嘘なんてついてなくて。
私が入っても大丈夫なんだって思えて。
少しだけ、ほんの少しだけ安心できた。
< 9 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop