真夏の恋は甘く切ない


数日たった
夏休みも残すところ1日になった

昼下がり久しぶりに
街にでた
ぷらぷら歩き
喫茶店に入った
いくら初秋だと言ってもまだまだ
暑苦しい

オーダしふと街並みを見た
見覚えのある男性が佇んでいた

スマホいじりながら
ふと頭をあげ声がした方を見たら
凄く美人の女性が近づいて腕をまわした、そして歩き出した

真緒斗さんもああいった方がお好みなんだ
私みたいに病気持ちよりも
お似合いだ・・・・



この恋も



淡く



消えた




線香花火のように






「おい、兄弟でうで組まないといけないんだ?離せよ誤解されるだろ?」



「あら、気になる方いるの?真緒斗」

誰が見ているかわからないんだぞ


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