メール☆LOVE
“ガチャガチャ…”

鍵を開ける音がする。

ママが帰って来たみたい…。

「ただいま~…。」

と、小声で言いながら入って来た。

“ガチャ”

リビングのドアが開き…

「お帰りなさい。」

私の声に驚くママ!

「たっ、ただいま!遙…起きてたの?」

驚いた顔で私に言うママ!

「テレビ見ながら寝ちゃったみたい…!」

そう言って、アクビをしながら部屋に戻ろうとした時…

「遙…ママが何で遅くなったのか聞かないの?」

と、ママが言う!

「何で…?友達と会ってたんでしょ!それに、盛り上がって遅くなる事くらい普通だよ。何で…?」

と、私が言うとママは“ほっ”とした顔をして、

「何でもない!おやすみ遙…。」

そう言ってママが笑った。

「変なママ!おやすみなさい。」

そう言って部屋に戻り眠る…。


でも…朝帰りは1回だけじゃなかった…!

学校から帰ると、誰もいない部屋。

テーブルに置いて合ったメモと食事は、いつの間にか無くなっていた!

「また男の所か…。」

これで、何回目の朝帰りだっけ?

今日は家にいるかな?

今日こそは、早く帰って来てくれるかな…。


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