メール☆LOVE
それは…

とても楽しい夜だった…!


“バタン”

ドアが閉まる音で、目が覚めた。

「あさ…?」

寝ぼけた頭でも、はっきりと覚えている…昨日の事!

ママの言葉…

ママの涙…

胸の熱さと苦しさ…

そして…

シンの優しさ…


シンのおかげで私は…

自分の気持ちに気付く事が出来た!

どうしたいのか…

どうするべきか…

全部、シンのおかげだよ!


“ ありがとう”


「おはよう、ママ!」

リビングにいるはずのママの姿が見当たらない!

「ママ…どこ…?」

ママの部屋にも…

庭にも…どこを探してもママの姿がない!

「ママ…。」

急に胸騒ぎが…!

「まさか…!!」

いつもある場所に、バックがない。

「ママ!」

あの、ドアの閉まる音はママだったんだ!

私はママを追いかけた。

“待ってママ!”

“ごめんね…赤ちゃん!”

“ごめんなさい…ママ!”

走りながらママと赤ちゃんに何度も謝った!

無我夢中でママを追いかける。


“お願い間に合って!”
< 19 / 72 >

この作品をシェア

pagetop