メール☆LOVE
寄りによって、何で先生…?

たしかにママは美人だから、モテるだろうけど…

何でこんな…

こんな、小太りなんか好きになったの…!!

私の理想のパパが…!

私の可愛い弟が…!妹が…!

私の新しい夢の家族が~!!

ショックが大き過ぎて…頭の中が真っ白…!

ママのバカ!

何で…こんな小太りと…

認めない!

私は絶対に認めないから!!

こいつが…ママの言う“こうちゃん”なんて!

“光輝”何て名前負けしたような男との結婚なんか…

認められない!

こんなふざけた結婚…絶対反対!!!!


「…でだな、今日お母さんが家にいらっしゃるかを知りたくて…その…佐伯を読んだんだが…いらっしゃるか?

と、先生が聞く。

先生のわざとらしい言い方に、私はよけいに腹がたった!

「私に聞かないで、携帯にメールでも、電話でもして聞けばいいでしょ!」

と、私が言うと、

「佐伯がお母さんの番号を教えてくれるのか?」

先生が嬉しそうに聞き返す。

何こいつ、マジでうざい!

「ママと連絡取り合ってるくせに…わざとらしいんだけど!」

と、私が言い返すと先生は…

「せっ…先生は佐伯のお母さんと連絡何て取った事ないぞ!」

先生があわてて否定した。
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