メール☆LOVE
“また、見え見えの嘘を付く気…!?”

「だってママが言ってたんだから!“こうちゃん”と付き合ってるて…ママが言ってる“こうちゃん”て先生の事なんでしょ!」

頭に来たから言ってやった!!

だって、先生の遠回しな言い方にイライラしたんだもん!

だんだん…先生の顔色が変わって行く。

“やっぱり!”

そう思っていたら…

「こうちゃんて誰だ!」

と、先生が身を乗り出して聞いて来た…!

「えっ、先生の事でしょ?」

と、私が言うと…

「知らん…先生じゃないぞ…!」

と、言いながら先生が首を横に振る。

「へっ…先生が光輝さんでしょ…?」

と、聞くと…

「光輝さん…?誰が…?」

と、先生!

「だから…先生の下の名前!」

と、私が言うと…

「違う…先生の名前は光輝じゃない…“昭一”だぞ!」

と、先生!

「へっ…!?」

先生の言葉で…目が点になった!

“じゃぁ…先生は私のパパじゃ…”

“パパじゃない!”

“よかった~♪”

喜んでいる私の横から、先生が…

「佐伯…光輝て誰だ…?まさかとは思うが…こっ、恋人じゃ…ないよな…」

と、かすれたような声で先生が聞いて来た。

私は、先生がパパじゃないと言う事が嬉しくて嬉しくて!
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