メール☆LOVE
「あっ!いいよ座ってて。大丈夫、ちゃんと暖かくしたから!ママこそ、暖かくしてなきゃダメだよ!」

と、私が言うと

「はい、分かりました!足元には気を付けてね。」

「分かってるって!」

「何かあったら携帯に掛けてね。」

「大丈夫だってば!ママこそ、何かあったら携帯鳴らしてよ!」

「ママは大丈夫よ!いってらっしゃい。」

「いってきます!」


本当は、ママの事が心配で出掛ける事にすごく悩んだ。

だって“いつ生まれてもおかしくない”って、先生に言われてるんだもん…。

昨日、電話での唯との会話をママに聞かれてしまった…。


“♪♪♪”

「もしもし、ごめん唯…やっぱり明日行けない。」

『えっ、なんで?行こうよ~!唯は遥と行きたいのに…!』

「ごめん…」

『なんでダメなの?』

「実は…ママ、病院の先生に“いつ生まれてもおかしくない”って言われてるんだ。そんな時に出掛けるのも…」

と、話していたら“バン”と、ドアが開き

「ママは大丈夫だから行ってらっしゃい!」

と、ママが言いながら部屋に入って来た。

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