メール☆LOVE
そして、急いで唯達のところへと向かう…

「はぁ…はぁ…ごめ…ん!遅くなって!」

すると、

「こっちこそごめんね。お母さんがいるのに!」

と、ゆかり。

「ほら、唯ちゃんも無料言ったんだから、“ありがとう”ぐらい言いなよ!」

と、今度は“彩”。

彩に言われ、しぶしぶ私の前に来た唯は、

「遥、早く行こう!」

と、私の手を引っ張る。

「唯ちゃん!!」

と、言う“梨乃”の少し低めの声が…!

すると“ビクッ”とする唯。

唯はあわてて、

「ごめんね、ありがとう遥…」

と、小さな声で呟いた。

すると“ぷっ”と誰かが笑った!

それは“美紀”。

「ひどい!美紀ちゃん、笑ったでしょ!」

少しムッとしながらも、涙目の唯が美紀の側へ駆け寄る。

こうなる事はわかっていたから、

「唯行くよ!」

と、今度は私が唯の手を引っ張る。

すると、唯は小さくうなずいて私の後を着いて来る。

「遥は甘すぎ!」

と、ゆかり、彩、梨乃、美紀がハモりながら言った。


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