メール☆LOVE
「唯!また~!」
梨乃が、少しイラっとした時の声がした。
「あっ、それ私も思った!」
と、今度は、ゆかりと彩が…
すると、
「背も高かったしね!」
と、美紀まで…。
その場で、話しが盛り上がる。
「梨乃だって、思ったでしょ?」
と、ゆかり!
「そ…それは、思ったけど…」
と、言う梨乃の言葉にニヤニヤする4人!
それに気付いた梨乃は、顔を真っ赤にしながら…
「喉が乾いたから、マックに行くよ!!」
と、1人で先に行ってしました。
「待ってよ、梨乃~!」
あわてて梨乃を追いかける!
みんなでマックに寄って、話しをして別れた。
「ただいま~。」
玄関を開けると、いい匂いが…!
部屋の中は、もっといい匂いがする。
台所でママが夕食の準備をしている。
「お帰りなさい!楽しかった?」
と、ママに聞かれた。
「めちゃくちゃ楽しかった!ありがとうママ!」
と、私が言うと、ママはにっこり笑って
「よかったね!」
と、言った。
テーブルには、食べ切らない程のごちそうが…。
「誰か来るの?」
と、私が聞くと
「内緒♪後で分かるからね♪」
と、ママが嬉しそうに言った!
“!!”
ママは言わなかったけど、すぐに分かった。
“こうちゃん”が来る!
だから、ママが嬉しそうなんだ!
初めて会う“お父さん”
どんな人だろう?
先生見たいな小ぶりは、絶対にイヤ!
まっ、ママに限ってそんな事はない!
はず…。
どうしよう!
緊張して、胃が痛くなって来た…。
“ピンポン”
チャイムがなっる。
“ドキッ”
うっ!
よけい、お腹が痛くなった…かも!
「遥~ちょっとこっちに来てくれる?」
ママに呼ばれて、リビングへ…。
“ガチャン”
ドアを開けると、ソファーに男の人が座っている。
思ったとうりだった!
この人が“こうちゃん”なんだ!
ソファーの側に立つと、
「遥、そこに座って!」
と、ママに言われ、男の人の前に座った。
「紹介が遅れてごめんね。こちら、榎本光輝さん!」
と、紹介された。