メール☆LOVE
「…あの…、パパの分のプレゼント…用意してなくて…だから…その…!」

と、私がボソボソ話し出すと、パパが急に笑い出した。

「はは…。そんな事で…!」

「パパ、ひどい!私は本気で悩んでるのに…!」

涙目になって話す私を見て、パパは

「ごめん、泣かすつもりで言ったんじゃないんだ!」

慌てて慰めるパパ。
「プレゼントならもうもらったよ、遥ちゃん!」

“!!!!”

「えっ!!」

まだ何もあげてないのに…。

するとパパは…

「遥ちゃんが“パパ”と呼んでくれたじゃないか。僕には、その言葉が最高のプレゼントなんだ!」
と、パパは嬉しそうに言ってくれた。

「本当にいいの?」
私が聞き直しすと、
「本当だよ!」

と、言ってくれた。
その言葉で、少し胸のモヤモヤが晴れた。

「はい。ママと生まれてくる赤ちゃんへ、私からクリスマスプレゼント!」

そう言って、小さな包みをママに渡した。

「ありがとう遥!」
ママは嬉しそうに包みを受け取った。

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